朝はベーカリーで無茶苦茶うまいクロワッサンを。
(といっても、時差ぼけで12時頃におきた。)
昼は、うますぎると評判のブラッセリーで、フォアグラとオマール海老、ビーフシチュー。
夜は、魚介専門店で生牡蠣を買い込んでホテルで乾杯。
うますぎる、、パリ。。。
でも、詳しく書くとcocia(奥さん)がブログに書けなくなってしまうので、
私のブログでは食事のことを詳しく書くことは固く禁じられている。
食事については、cociaのブログがUPされるのをご期待くだされ。
ちなみに、
今日のお昼に非常にうまいと評判のブラッセリーで食べていたとき、
流石にそこにはフランス語のメニューしかなかった。
しかし、Ken.Tはイカの次に、ホタテが大好きで、
隣の叔父さんの食べている、ホタテのバター焼きが食べたかった。
cocia氏の豆知識によると、ホタテはCoquilles saint Jacquesだそうなので、
それを頼りにホタテ料理を注文した。
その後、注文どおりに、フォアグラ料理、オマール料理が出てきて、
(それも、すごくおいしかた。)
気分も最高に盛り上がったところ、
注文したつもりのホタテ料理のかわりに、
ビーフシチューが出てきて、かなりへこんだ。
そんな風にへこんでいるときに、
横の叔父さん夫婦、
(うまいうまいといいながら(言葉は分からないけどたぶん)無茶苦茶食べまくっていた)
ご夫婦が英語で話しかけてきた。
叔父さん (ビーフシチューを指差しながら)
「それ、うまいだろ?俺も昨日食ったよ。」
Ken.T (昨日も来たのか?と思いながら)
「実は、あなたの食べていた”ホタテのバター焼き”が食べたかったけど、
なぜかシチューがきたんです。」
(これを頼んだつもりだけど、とメニューを指差しながら)
叔父さん 「ああ、それはcoquillettes(パスタの一種)のシチューだな。
ホタテは、Coquilles saint Jacques(コキーユ・サンジャック)だよ。
似てるけど、全くの別物だ。
残念だけど、次回食べるといいよ。」
Ken.T (がーん、、そういうことだったのか。。)
「あ、ありがとうございます。ようやく謎がとけました。
アメリカでビジネスの勉強をしてるのですが、
どうも英語に限らず、外国語は苦手なんです。。」
叔父さん 「MBAかい?そいつはいいねえ。どこで勉強してるの?」
Ken.T 「ピッツバーグです。」
叔父さん 「もしかして、カーネギーメロンかい?」
Ken.T 「そうです。ソフトウェアも一緒に勉強しています。」
叔父さん 「そいつはいい!」
叔父さんは、Ken.TがTepperのStudentと聞いて非常に興味を示し、
自分のビジネスを活き活きと説明してくれた。
じつは、ただのグルメの叔父さんかと思いきや、
イスラエルのセキュリティ会社のPresidentだった。(w
恐らく、Ken.TがMBAということだけでも、
ビジネスの話が分かるやつ、ということで認めてもらえたのだろう。
イスラエルのMBAを卒業したらしい。
(イスラエルにMBAがあったとは初めて聞いたが)
違う言語、違う国といった、異なるバックグラウンドを持っていても、
MBAというカリキュラムで教わる用語は同じで、
同じMBA用語を話せる者同士としての安心感がある。
これがMBAの価値の中でも、
非常に大きなものだということが実感できた。
話は盛り上がり、奥さんまで話に入ってきて、しまいには、
イスラエルにくるときは必ず連絡しろ、と名刺までくれた。
しかし、Ken.Tは完全にオフモードで、名刺入れすら持っていなかった。
駄目駄目な、ビジネスマンである。
ただし、礼儀として、
数年後に日本にきたときには是非連絡してくれ、と丁重に挨拶をして、
お別れをした。良い出会いであった。