先日、オペレーションの授業で、宿題の量を減らせ!という生徒からの要望が強まり、その担当教授が討論ランチセッションを開くというスペシャル?なイベントがあった。
個人的には、教授に真っ向から勝負するモチベーションは持ち合わせていなかったが、
ランチが提供されるということで、いや、もとい、
MBA役員として事の成り行きを見守らなければ、という責任感の元に、
いそいそと出かけた。
オペレーションのクラスは、宿題の量が確かに半端ない。
・計算問題(大量)x2
・ケース・レポート(毎週1回、最後のほうは2回)
驚くことに教室には沢山の生徒が。そして、議論ははじまった。。
生徒「宿題の量が多すぎる。特にこんなにケースを一杯出されても消化不良になる。」
教授「量が多いのは分かっている。しかし私としては7週間の短期間にいかに多くのことを教えられるかで努力しているのだ。そこは分かって欲しい。」
生徒「それは分かるが、こんなにケースを一杯出されても消化不良になる。質ということを考えたときに、量が質を壊してしまう。」
教授「そんなことはない。去年の生徒は何も文句を言わなかったぞ。」
生徒「いや、Aが調べたところによると、去年よりも、ケースが二つ増えている。」
教授「確かにそれはそうだ。MckinsyとDeloitteのコンサルティングファームからのリアルケースは昨年は無かった。その点は私も理解しているが、このコンサルティングファームを巻き込んだリアルなケースは、非常に有効だし、今からこれを断ることは出来ない。」
生徒「全員がケースに対してのレポートを提出するのではなく、半分のグループがMckinseyを、もう半分がDeloitteを担当するのはどうか?」
教授「ダメだ、Deloitteは素晴らしいケースだから、皆にやって欲しい。」
ここでファイト。。そして、
教授「分かった、Mckinsyはすでに割り振られている2つのグループがやること。その他のグループは全てDeloitteをやる。もちろん、全てのグループが両方のケースについて議論ができるまでしっかりと読み込んでくること。ただケースレポートとして綺麗に体裁を整えて書かなくていいだけだ、という点は押さえて欲しい。」
生徒「Yes----!」
ある生徒「私はそれは反対だ!ケースは絶対全員がやるべきだ。ケースは自習できないが、計算問題は自習できるから、計算問題をなくすべきだ!!」
教授「ほらね、こういう意見もでてくるんだよな。」
しかし、学習効果をいかに高めるか、という論点から、
この意見には生徒の大半が反対し、議論も収束しはじめた。
教授「確かに去年よりケースが二つ増えたが、それでも何でこんなに不満が出るのかいまだに不思議だなあ。」
生徒「じつは、宿題が増えたのはこの授業だけでない。そして、他の教授が出産休暇をとってスケジュールが変更になった都合上、毎週水曜に、マーケティング、コーポレート・ファイナンス、オペレーションの宿題が固まってしまっている。これは昨年無かったことだ。これが生徒のストレスを高めていると思う。」
教授「なるほど。分かった。」
生徒「教授、こういうセッションを持ってくれて最後に一言いいたいのは、非常に感謝しているということです。」
教授「私もこんなに沢山の生徒が参加してくれて、意見をいってくれて感謝している。」
意見も言わず、ピザを食べながら、議論の流れを見守っていたKen.Tは、
非常に恥ずかしくなり、もう一枚のピザには手が出せなかった。
韓国からの留学生のHo dongがKen.Tに耳打ちする。
「信じられない。こんなの韓国ではありえない。
もし生徒がなんか教授にいったら。その生徒はFail(単位落とす)。それで終わりだ。」
たしかに日本も同じようなものだ。
色々なことが面倒くさくて、どこかであきらめている部分がある。
こういうアメリカの教育に対する純粋な姿勢にはいつも感動させられるのだ。
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