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心が痛まないのか?

かつて有名な会社を立ち上げた教授に、ある生徒が、
「あなたは多くの人の職を奪って、心が痛まないのか?」
と問いかけた。


この質問が問われたのは、
アントレプレナーシップ(起業)の授業で、
Prof. Emersonが、自分の起業した話を生徒達に話していたときだ。

この教授は、電話の自動応答システムを作り、
世界に広めた人物であり、いまは趣味として、教鞭をふるっている。
(電話をかけたときに、ロボット音声で、
 メッセージを聴きたい人は1番を押してください、というあのシステム。)
この会社は1990年代に株式公開され、100億円以上の値をつけた。


そして、質問した生徒は、
あなたがそういうシステムを作ったことによって、
コールセンターの多くの人の職を奪った。
「あなたは心が痛まないのか?」
と問いかけたのだ。


教室は、かなり静まり返った。
そして、教授は5秒ほど熟考したあと、
「心は痛まない。
 なぜなら、もし人間がしている仕事が自動化できる仕事ならば、
 その仕事は人間がするべきではないと思っているからだ。
 もっと、クリエイティブな仕事を人間はするべきである、
 と思っているからだ。」
と答えた。

あなたはどう思いますか?


時間が切れてしまったので、
続きは明日書きます。
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コメント

そんなことを、ずばっと聞ける空気がすごいとやはり思います。

そして、その教授がおっしゃることも理解できます。しかし、その中にいる多くの方が、それをある程度理解できる環境にいるということに、僕らは感謝しなければいけないのかもしれませんね。

僕の業界も、こちらでは数字を打ち込めば、契約書があがってくるシステム…。そんな日がこないで欲しい…。

>Nori-zoさん

本当にその空気はすごいよね。師弟関係を重視する日本ではありえないですな。
ちなみに、そのシステム、日本に持ち込めばよいビジネスになるかな?(笑)

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