英語リーディング能力に対する誤解
要は、日本人留学生にとっては、リーディング能力の向上が非常に大切だという話だったのだが、じゃあ、どうすればいいか?じっくり書こうと思っていたのですが、今日は時間があまりないので手短に。
いままで試した中で一番良かったのは、SSS多読法だ。これは一言でいうと、簡単な本のリーディングを積み上げていって、徐々に難しい本にチャレンジしていく、という方法。読み戻しをする必要もないくらいのレベルの本からはじめることによって、受験英語で(悪い意味で)培われた漢文レ点的英文読解法(行ったり戻ったりして読む方法ね。)にたよることなく、英文を速いスピードで読みこなしていくことができる。例えば、英単語1000語レベルで書かれた本だとほとんど分からない単語が無い場合、少しだけ上のレベルにステップアップしたとしても、たまにしか分からない単語が出てこないので、文脈で理解することができる。そうして、分からない単語で止まってしまったりしないので、純粋に本のストーリーを楽しめて長続きする。こつは、さらっと読めるレベルの、自分には少し低いかな、というレベルから多読を積み上げることだと思う。英文だ、と肩を張って読めるレベルを読むと、漢文レ点的英文読解法に戻ってしまうので。また、辞書を使わないことも大事だ。辞書を使うと、途切れ途切れに読んでしまう。Ken.Tは鉛筆をもって、分からない単語があったらチェックだけしておいて、その時点では文脈で理解する。本を読み終わった後で、気になった単語は見直して辞書でチェックすることにしている。(しないときもある。) SSS多読法のサイトの中には、レベル別に実際に読むべき本のリストも指定されているので非常にはじめやすいと思う。日本だとブックオフとかで中古本が手に入るかもしれない。
一朝一夕でリーディング力があがるものではないが、留学生にとって必要なTOEFLやGMAT、GREにも効果てき面だと思う。Ken.Tは日本にいるときにレベル 6くらいまでこなして、最近は英語版のビジネス小説を読んでいる。現在は、日本でも有名な「ザ・ゴール」シリーズを原文で読んでいるのだが、ビジネスでも使える軽妙な英語のやりとりが学べるし、そもそもかなり楽しい。
これから留学したいと思っている方は、是非試してみてください。