
画像リンク
これはきっとトイレに関する認識が違っていて、アメリカ人はトイレに対して不潔だという感覚があまりないような気がする。学校のトイレの床とかにも平気で自分の鞄を置いたりする。恐らくそういうトイレ教育を受けてきているのだろう。
というか、そもそも、日本のような土間、客間、寝室のような、場所によって清潔レベルが変えるような感覚がない。どの部屋にでも靴で入るし、ベッドでも靴のまま寝転がったりする。生後3ヶ月くらいの赤ん坊を地べたに置いたりする。日本人的感覚ではぎょっとするはずだ。しかし、こういうことって、良い悪いの問題ではないから、国際結婚とかしたら非常に苦労するのだろう。
そういえば、Ken.Tが結婚して奥さんとはじめてもめたのは、
「トイレで小をした後に、トイレの便座をあげておくか下げておくか」問題であり、
離婚寸前までいった(嘘)。
Ken.T側の言い分としては、後の人がやりやすいから上げておくほうがいい、であり、cociaの言い分は、下げておくのが礼儀、であった。ちなみに、Ken.Tは男4人兄弟なので、上げておくほういい、というのは男系家族の視点なのであった。
このもめにもめた問題を解決したのは、Ken.Tが、「座りながら小をする」技を覚えるというイノベーションであった。なんていうことでしょう。じつは、座ってしたほうが、飛び散らないで掃除も楽なのだ。何故長い間気がつかなかったのだろう。一人暮らしのときもトイレ掃除をほとんどせずに済んだのに。ただ物心ついた頃から、ずっと立ってコトを済ませてきたKen.T侍にとっては、座ってすることは屈辱的な感じがして受け入れ難く、心の目をずっと塞いでいたのに違いない。思い起こしてみれば、大学生の頃、後輩の家に遊びに行ったときに、手がかりはあったのだ。後輩のトイレには便器のすぐ横に漫画が山積みにしてあった。そのときは、なんて危険なことをするのだろうと、ものすごく慎重にコトを足したことは覚えているが、じつは彼はその時すでにそのイノベーションを導入していたのだろう。そして、その彼のイノベーションに気付けなかったのは、たわいもないKen.T侍のプライドに違いない。
さて、座りながら小をすることで問題が解決した、という話が結構個人的に気に入ったので、
嬉しくて実家に帰ったときに家族に嬉々として話した。
だが、その反応はいまいちだった。
母は、「Ken.T。。。あんた。。。」と、
去勢された犬を見るような目で悲しそうにKen.を見ていた。話し方がまずかったようだ。
オヤジや兄弟にも是非この技を導入するようにと通告したのだが、
その時点で皆一人暮らしをしていなかったので、あまりぴんときていなかった。
皆がその技を導入したかどうかはいまだに怪しい。(特にオヤジ)