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サマーインターンシップを終えて
2007/05/16 - 社費派遣でのインターンシップ
2007/05/17 - 在宅でインターンシップ中
5 月末から、シリコンバレーに移動し、ベンチャーキャピタルグループでサマーインターンシップを行った。内容は、ソフトウェアビジネスのあるエリアにおける Strategy立案であった。StrategyやVenture Capitalについても、学校で学んだとはいえ初めての挑戦だったので、仕事内容そのものも非常に敷居が高いものだった。しかし何よりも辛かったのは、 やはり英語でのコミュニケーションだ。
アメリカのUS資本の会社において、母国語でない英語で働くということは、予想以上にハードであった。ちょっとビジネスでの英語コミュニケーションに関して、難しさの順に並べてみた。
A. 電子メールでのやり取り
B. チャットでのやり取り
C. 1対1の対面ミーティング
D. 1対1の電話会議
E. グループミーティング
F. グループでの電話会議
留学前から、英語を必死で勉強していたおかげで、A、Bはある程度できていた。それに、1年間、MBAで鍛えられたおかげで、自分でもびっくりするくら い、 CとDはかなりこなせるようになったことが分かった。分からなかったら聞けばいいのだ。聞くときの典型的パターンが板についた、といえる。
しかし、EとFは今でもしんどい。特に、知っている人が多くいる中でのグループミーティングはまだいいとして、全然会ったこともないネイティブ・スピー カーばかりで、しかも電話会議となると、ふっと気を抜いた瞬間に話の流れが見失ってしまう。そして、自分に対して何か言われてその英語を聞き取れなかった のに、見栄を張って分かった振りをしてしまったら、もう最悪だ。もう一度聞き返すことは非常に難しい。関係ない人を巻き込んで時間をとってしまうことに対 して気もひける。
サマーインターンがはじまってからすぐの、重要な電話会議で、上記のつまらない見栄を張ってしまった。おかげで、そのミーティングの大事なポイントを聞き逃してしまい、途方にくれた。その後で恥を忍んでメールを書き、ポイントを改めて再確認させてもらわざるを得なかった。
そんなこんなで、インターンシップ中は、仕事そのものの激しいプレッシャーと、英語でのストレスから、いつもは寝ようと思ってから30秒ほどで眠りにおち る Ken.Tも、寝つきが悪かった。そして、ストレスから?、シリコンバレーのおいしいレストランを食べ歩き、体重は7kg増えた(筋肉は全く増えなった)。
でも、こういった辛い経験が、血となり肉となり骨となる。
アメリカから、フランスから、インドから、中国から、日本から、、世界各国の人々が集い、国境を越えて、一つのチームとしてミーティングに参加する。西海 岸では朝の6時だ。こちらでは日が昇り、ある国では日が沈んでいる。そんな中で、各々がその独自の視点からの意見を持ち寄って英語で熱いディスカッション をする。誰かが、インドのあるテクノロジーを熱く語れば、誰かがアイルランドのホットなテクノロジーでやり返す。そのディスカッションの行く先を決めるの は、国でも出身でも学歴でもない。各自の発言の中身だけだ。
最高に格好が良いではないか。自分が幼い頃から漠然と憧れていた姿ではないか。このサマーインターンシップを通してその憧れの舞台に立つ予行演習が出き、 また英語力も含めた自分のスキルの客観的な棚卸ができたのが収穫だった。
出来るだけ多くのMBA留学生に、折角の機会なので、この長い夏休みの間に、現地でのインターンシッ プに挑んで欲しいと思う。
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