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Last Presentationとスキマ時間
私はdual degreeなので12月末に卒業予定なのだが、MBAのクラスメートはこの5月に卒業していく。というわけで、この学期がMBAの同級生と過ごす最後の学期になる。後残すところ2週間だ。このクラスのグループメンバーは、Josh(アメリカ人)、Maciek(ポーランド人)、Ido(イスラエル人)といずれもBabyを持つお父さんチーム。(といってもJoshの子供はまだお腹の中なのだが。)
なので、ミーティング時間のすり合わせの時も、子供をDay careに預けるからその時間は駄目とか、奥さんが嫌がるから日曜は止めようとか、なかなかゆるくて心地よい。そんな親父会話を聞きながら、Prospective fatherのJoshがふむふむ、そうきたか、と頷いている表情もほほえましい。(ちなみにJoshはかのドラマFriendsに出てくるRossとキャラがかぶっている。)
10時半からクラスで、クラスがはじまったらすぐプレゼンだったので、9時頃からまだ誰もいない教室に集まり、プレゼンのリハーサルをした。もう2年生の終わりにもなってくると、プレゼンにも慣れっこなので、1時間ほどでほぼ準備は整った、後は時間が来るのを待つだけという状態になった。
グループ4人のほか誰もいない教室。30分後にはじまるプレゼンテーション。そのプレゼンテーションが、その緊張感が、心の片隅にあるのだけど、それを忘れて車座になってのたわいもない談笑。ああ、こういう空気、好きだな、と思った。
好きな映画の中にプライベートライアンがある。(ネタばれなので見てない人はこの先危険です)
ノルマンディー上陸作戦を部隊に描かれた映画の中で最も好きなシーンは、ようやく探し当てたライアン2等兵に、あなたのお兄さんが全員亡くなったから母のために故郷に帰ろう、とライアン救助部隊が告げるのだけど、ライアン2等兵は兄達を思い一筋の涙を流した後、自分はここを味方と守っているから帰らない、という。そして、救助部隊ともども、敵の大群が押し寄せる前線に居残ることになるのだが。。
ここからが好きなシーンだ。
嵐の前の静けさ。ほぼ廃墟となった街の中で、そばに迫った敵軍が押し寄せてくるまでのスキマ時間。その非日常の感覚がそうさせるのだろう。なぜか人と人との距離が急激に近くなる。子供のとき近所のお姉ちゃんがいけてた、などという、たわいもない話がやけに胸に染みる。そして、敵の戦車の音がどんどんと大きくなっていく。。
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と、現実に話を戻して、
そんなプレゼンがはじまるまでのスキマ時間を、グループの皆で楽しんでいたら、ふとJoshがこういった。
"This presentation is going to be my last presentation in Tepper..."
(このプレゼンテーションが学校での僕の最後のプレゼンテーションなんだ。)
私以外のメンバーは皆うなずき、一瞬しんとなって、それぞれトイレに行ったり、資料を再確認したりしだした。私も、ベストを尽くすよ、とそっと心に誓い、プレゼンの復習をした。彼らの最後のプレゼンに一緒に参加できたことが非常にうれしかった。
もちろん、Joshの最後のプレゼンはそこそこうまくいったと思いますよ。
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