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「夢と1」の作り方の中で錦織君は育った

日経ビジネス11月10日号を読んでいたら、日本テニス協会会長の盛田正明氏がテニスの錦織君について書いていた記事があり面白かったので、少し紹介します。

「100、10、1」 
盛田氏がソニーにいた頃、井深氏から学んだ教え。
新製品開発のアイデアが100件あっても、10の新製品が生まれればいいほう、ヒット商品は1しかない。夢を追い求め、世の中に存在しない商品を作り出すことが、1につながる。


盛田氏はソニーを引退した後、好きなテニス界を活力あるものにしよう、と決める。
そして、ソニーのヒット商品の考え方をテニス界に置き換え、
まずは有望な新人を発掘して世界で活躍できる夢のある選手(つまり、1)を育成しようと思ったそう。

試行錯誤の繰り返しのうちで学んだのは、
日本から米国の名門テニススクールに子供たちを送り込んでも駄目ということ。
ある程度までは育ってもそこから先は伸びない。
受け入れ側もビジネスだから、
「本当に一流選手として育てあげたい」と思う
才能のあるジュニアしか真剣にトレーニングしない。

そこで、米国側のヘッドコーチを日本に呼んで、
原石を見させ、これは!と思う子を選んだもらったそうだ。
その方式の最初の小学生の一人が錦織君なのだ。
彼は3年目から特待生に選ばれると、
コーチが目の色を変えて彼を鍛えるようになった。
どんな立派な制度を作っても指導する側が真剣にならないとうまくいかない。
これは会社経営にも、どんなことにもあてはまる。


こうして育てられた世界に通用するプレーヤー錦織圭。
日本人初のTOP10も可能ではないかと夢を見させてくれる選手だ。
彼は日本のテニスを「やる」から「見る」に変えたというブログのエントリがあったが、
本当にその通りだと思う。

観客は彼を見ているだけでなく、
その彼の成長軌道の先にある夢を一緒に見ているのだ。
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コメント

たまさん

I have a big news like a dream!!

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=992159351&owner_id=930189

ソニーの盛田さんがそんなことをしていたとは。。。かなり驚き。
制度だけではうまくいかないという、なかなか示唆の富む内容だな。。。

そういや、日本では”定額給付金”なるものが配布されるそう。成果がでるのかどうなのか。。。まあ、これは制度以前の問題のような気がするが・・・

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